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平山さんの思う最終着地点〜フローラ平山様 その15〜

By 北浦 令偉, 公開日 2022-01-31T03:00:00.000Z

平山さんの思う最終着地点

「#花をこころのインフラに」平山さんのS N Sハッシュタグに込められた想い。花を通して、そこから人、生活、文化、いろんなものを通して、最終着地点は「心から楽しんで欲しい」という想いなのでしょうね。

 

 

「今やっていることをずっと続けていく」というのは、夢というか、一つの通過点かな、と思っています。もっと大きい話をすれば、私、バイヤー時代に中国に行って思ったのは、「どこの国でも、花を作っている人たちはみんな同じ、仲間なんだな」って思ったんです。仲間なんですよね。同じことで苦しんでいて、同じことで悩んでいて、同じことを考えて花を作っているんですよ、日本の生産者も、中国の生産者も。どこに行っても、国が違っても同じで、中国のおばちゃんたちが「暑い中で花切るの、大変だよねー」って言いながら作業しているわけですよ、汗を流しながら。「あー、おんなじだなぁ」って思って。だから日本の中だけどうこうっていうわけじゃなくて、国がどうだとか、作っている人がどうだとか、売る人がどうだとかじゃなくて、年々、ストレスが多い社会になってきていますから、ストレスを緩和する心のビタミン、花業界でビタミンFって言葉を使うんですけど、癒されたり、幸せになったり、そういう効果が花は人の心に対してはありますよっていうのをたくさんの人に知ってもらって、生活の一部、欠かせないものになって欲しいですね。ヨーロッパの方は割と花を飾る文化っていうのは定着しているからですけど、日本はハードルが高いんです。飾る文化がなくて、欧米に比べると花を飾る機会っていうものが少ないので、日本にも花を飾る文化っていうか、花を飾る生活スタイルが定着してくれればいいな、と思います。そうすれば、もうちょっとみんな優しくなるかもしれないし、もっとギクシャクしなくなるだろうし、争い事もなくなるだろうし、平和になるんじゃないかなって思うんです。花って、みんなで飾ればそういう効果があるから、心に与える影響というか、そういうの楽しむ文化っていうか、花を飾る文化っていうのが生活の一部になったらいいなって思ってはいますけどね。