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宮城県大崎市鹿島台を発信中

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チャレンジしている新しいこと〜フローラ平山様 その13〜

By 北浦 令偉, 公開日 2022-01-31T03:00:00.000Z

チャレンジしている新しいこと

お花の綺麗さ、便利な情報、お得な情報だけではなく、いろんな視点からの面白さが発信されています。時々、クスッと笑ったり、「そうなんだ〜、へぇー!」って思ったり、そんな発信をされています。その中で、びっくりしたお話の一つ。

 

(平山さん)

ブルームマムっていうんですけど、通常より2週間くらい長めに畑に置いて、蕾ではなく、ガッと大きく開花させて出荷するっていう方法があるんです。今までこういった花はほとんどが業務用で、一般のお客様の手には渡らなかったんです。私は、「一般のお客様向けに販売しても、絶対お客様は『綺麗だな』思うよ、これは!」と思ったんです。「すごいな、でかいな!ボリュームあるな!」と絶対なる!「これを気に入ってくれる人は必ずいるはずだから、じわじわやっていこうよ!」と、数量限定で一年くらい前から販売を始めました。

 

蕾ではなく、開花した状態の花について、S N Sに日持ち実験なんかを載せたりしています。特に宮城県の人たちは、花を買う時、花が開いているものではなく、蕾の方を好んで購入されます。蕾の方がうんと長持ちするって思っている人が多いですね。ところが、実際はそうじゃないんです。花が開いた状態の方が長持ちするんです。植物って、根から栄養分をより長く吸収して切り花になった方が充実しているみたいなんです。S N Sで発信している日持ち実験は、「ピンポンマム(菊の一種。ほとんどが開花した状態で売られている)って長持ちしないよね」って言われたことがきっかけなんです。「それは誤解です。むしろ長持ちします。」と多くの人に言いたいんです。むしろ咲いた状態でも長持ちする花を長く楽しん欲しいんです。他にも、S N Sでは、どの時期にどんな花が店頭に並んで、お手元に届くようになるかとか、圃場の様子とかを発信しています。

 

花業界は「若い人たちが花を買ってくれない」って一つ課題になっている。今の若い人たちは、花の価値は知っていて、プレゼントして相手が喜んでくれるのを見て楽しむっていう感覚はあるけれど、自分には買わないっていう傾向がある。じゃあそこをどうやって打開していくかっていうのを考えなくちゃいけない。それで私、TwitterとかFacebookとかS N Sを頻繁にやって、花がどうやって作られていて、どういう美しさがあって、どういう魅力があってっていうのを若い人たちに向けて発信しようと思ってやっている部分があるんです。私なりの、若い人たちへのアプローチの方法です。今、みなさん、ネットから情報を得るってことは一つのツールになってるというか、特に若い人たちは当たり前のことになってますからね。