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宮城県大崎市鹿島台を発信中

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メンバーからの不思議なご縁で決まった取材先でした 〜フローラ平山様 その1〜

By 北浦 令偉, 公開日 2022-01-01T03:00:00.000Z

メンバーからの不思議なご縁で決まった取材先でした

今回の取材先のご縁は、プロジェクトメンバー真由美さんからの「とても素敵なお花を作ってらっしゃる方が、鹿島台にいるんです!」というお話からでした。

 

真由美さんは鹿島台神社の禰宜を務めています。2020年にコロナウィルス感染症対策の一環として、参拝者が身を清める手水舎にアルコール消毒液を置き、手水の使用を控えていただくようにしたのだそうです。水を張らず、空になってしまう手水桶。真由美さんは「参拝にいらっしゃる方が、少しでも楽しめますように」とおもてなしの心で、手水桶にお花を浮かべた「花手水」に初チャレンジし、その時、(株)フローラ平山さんにご相談し、平山さんの作ったお花を使ったのだそうです。

 

この取材のお話が出るだいぶ前、私は真由美さんの神社に別件で行ったことがあったのですが、その時、花手水を見て、「うわぁ!綺麗!!」と声を上げたのです。文字で書くと、どうしても陳腐になってしまうのですが、今思えば「魅かれた」のだと思います。「お花がきれい」というのは当たり前のことなのだけれども、なんというか、こう、「あれ?お花って、こんなに力強い物だったっけ?」というか、とにかく何か生命力というか、訴えるものを感じたのでした。

 

 

今回、お話を伺ったのは、宮城県大崎市鹿島台で菊を中心としたお花の栽培をしていらっしゃる(株)フローラ平山の取締役専務、平山喬博(ひらやまたかひろ)さん。(以下、平山さん)

平山さんは、就農して今年で9年。今までほとんど、自分のことや仕事について思っていることを家族以外に話してこなかったし、取材もほとんどお断りしてきたんだそうです。

 

取材に行ってすぐ、「あー、どうも!真由美先生の!」(プロジェクトメンバーの真由美さんはピアノの先生でもある)と笑顔で迎えてくださり、すぐに営農の規模や花の種類を話しながら、圃場を案内してくださいました。案内の最中、溢れる想いを止められないかのように、「なぜ、自分はこういったことをやっているのか?」と、鹿島台という小さな町でチャレンジしていることへの思い、チャレンジの原点である世の中への疑問を話してくださったのです。